地産地消の家づくりセミナー
2008.07.18
第3回家づくり丸得セミナーに行ってきました!
このセミナーは、越智今治地域「地産地消の家づくり」推進協議会の主催です。
月に1回、『さいさいきて屋』の研修室で行われています。
当社も協力しているので、参加してきました!
今回は、「木材のふるさとをたずねて」間伐・木材市場現地見学 というわけで、玉川に行ってきました!
まずは製材所です。羽藤製材さんに行ってきました。
これを→→→→→→→→→→→→→→→→→これにする工場です。
機械がめちゃくちゃカッコいいです。
機械の近くはフカフカの木くずです。砂浜みたいです。
こちらの製材所では、木材を昔ながらの自然乾燥で乾燥させているのだそうです。
今は機械で高速乾燥が主流なので、貴重な会社だと思います。
次は玉川ダムの上流へ向かいます。とてものどかです。
杉が高ーい。空が遠ーい。
杉を切るところを実際に見ました!
奥に倒れているのが倒した杉です。倒れる瞬間を撮りたかったんですが、ぜーんぶブレてました…。
ほかの木に当たらないように、倒れる方向を計算して切るんだそうです。
職人技って感じですね!
倒した木をその場でカットします。
機械を操り木材を載せていきます。
おじさんに神々しい光が!
働く姿は美しいのです。
とても強そうだったので思わずパチリ(笑)
杉林はとても楽しかったです。
でも、そこには林業の現実がありました。
日本の林業は、安い外国の木材に押されて、非常に苦しい状態です。
切っても売れなければ、林業に携わる人たちの生活は苦しくなります。
放置された山が、たくさんあるんだそうです。
日本の杉林の多くは、人の手で植えられたものです。
人が手を入れなければ荒れてしまいます。
赤い線で区切った右と左の明るさが違うのが分かりますか?
右は間伐をした後の林、左はまだの林です。
右側は明るくて、空が見えます。
左側は薄暗く、光が入らないので草も生えにくいそうです。
荒れた林では、山崩れが起きたり、保水力が落ちたりするそうです。
人の手で守らないと、山は荒れてしまうんです。
かといって、木を切っても、使われないのではもったいないです。
今では切った木を放置する事も多いそうで、そうなったら林業に携わる人たちは、働くだけ働いて利益はほとんどありません。
というわけで…
みなさん木で家を建てましょう♪o(^∀^)o
空の見える杉林ばかりになることを願って!
所変わって木材市場にやってきました。
ここは、森と製材所の橋渡しをするところです。
たくさんの丸太が置かれていました。
描かれている数字は、丸太の直径だそうです。
この丸太は、1番短いところで28センチあるようです。
しかし木の値段を聞いて驚きました!
このサイズだと、10本くらいで12000円ほどだそうです!
いいい1本1200円!?
そりゃ林業生活が苦しくなるわけだ…
でも、逆に言えば、国産材が手ごろな値段で手に入るということです。
そろそろ国産材が見直されてもいい頃なのでは!?
家を建てる時には、その材料の中にぜひ国産の木材も選択肢に入れてみてください。
最後に癒しの写真を。
『水源の森』の杉林です。
すごくきれいなところでした。