『暴風雨の雨水侵入から建物を守る本』を読んで。
2023.07.14
設計室の多田です。
各地で豪雨災害が起きていますが、特に九州と中国地方は大変ですね。うちの弟が九州に住んでいるのですが、雨漏れがひどいと言っておりました。
さて、今回ご紹介する本は大塚義久著『暴風雨の雨水侵入から建物を守る本』です。
あらすじ…昨今の気象現象を考えると、被害は今後も増える可能性がある。暴風雨への対策は重要。実際に発生すると大きな被害となるからだ。
本書には、年に数回発生する大型台風やゲリラ豪雨などから、建物が受ける影響を防ぐための建物修繕についてまとめてあります。
まさに、豪雨の多い今こそ読むべき本だと感じました。もちろん、こうなる前に読んでおいた方がいいとは思いますが、今、身をもって雨水侵入の被害に遭われている方もおられるかと思います。
そういった方々に、是非読んでもらいたい一冊でした。
建物被害には、三つの分類が出来ると著者は言っています。
- 経年劣化により建物の防水性能が低下したことによる雨漏り。
- 施工不良があり建物の工事や材料の不備による雨漏り。
- 以上2つにはなんら該当しないが、ある一定の気象状況のときだけの雨漏り。
本書には、①や②に該当しない③に関する雨漏りについて、詳しく解説していますので、興味を持たれた方が是非お読みください。今治中央図書館に1冊あります。