和・モダンについて(研修旅行その6)
2010.08.10
早いところでは、もうお盆休みに入られているそうですね。
台風も、今治は影響が少なそうで良かったです。
山下は、台風の中でも通常運航してくれる頼もしい“さんふらわぁ”に乗って
瀬戸内海を揺られつつ帰りたいと思います
さてさて、早1ヶ月が経とうとしている研修旅行ですが、最後の旅行記(でも内容は明治村)を
お送りします~。
まず、ザ・和風な建物を・・・
西園寺公望別邸「坐漁荘」(1920年)
西園寺さんは伊藤博文の次の総理大臣だそうですね。
政界の第一線を退いて、「のんびり坐って、魚でも取って暮らそう」と静岡 清水港近くに
建てたそうですが、実際は政治家の方々がよく訪ねられていたそうです・・・ドラマみたいですね
幸田露伴住宅「蝸牛庵」(1868年頃)
元々、歌舞伎役者が建てたと言われるその家は、能舞台に見立てた和室と縁側や
当時としては珍しい2階、暗室にもなる洗面室などがあり建物としても面白いものでしたが、
日本人の質素で慎ましやかな暮らしと、それを支える家事を徹底的に娘に教えたといわれる
幸田露伴・文 親子の暮らしぶりなど想像できて、本当に楽しかったです。
ガイドさんにもいろいろ教えていただきました、ありがとうございました。
芝川又右衛門邸(1911年)
大阪の豪商のお宅で、設計は後に京都帝国大学建築学科を創設された方だそうです。
蝸牛庵でゆっくりしすぎてしまい、中を見学することが出来なかったのですが、
モダンな外観がとても印象的でした。
後半はほぼ明治村営業マンと化してしまった研修旅行記も、今回で終わりです。
お付き合いいただきましてありがとうございました
また、ちょこちょこと旅行記的なものを書けたらと思っております~