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『さがしてみよう日本のかたち 五 |民家|』を読んで。

著者

多田 耕一

2024.08.23

夏の甲子園もいよいよ大詰めですね。時代は移り変わっても、選手たちが野球にかける熱い情熱は変わりませんね。



さて、今回ご紹介する本は立松和平 文『さがしてみよう日本のかたち 五 |民家|』です。



あらすじ…民家にはその土地に根ざした歴史がある。史跡として残っている民家には、その土地の繁栄を示した建築物が多い。米は人が生きるために最も大切な宝だ。米を守るために、山居倉庫の屋根は二重になり、直射日光が当たらないよう周囲にはケヤキ並木が植えられている。そんな工夫が残っていることが、実生活の場所である建築物のおもしろいところである。



本書は、日本の代表的な昔ながらの民家について取り上げている一冊です。



これまでに、寺、城、神社、塔と読んできたが、今回は一番身近な民家を取り上げています。父方の祖父母の家は、まさに旧民家というにふさわしいと思いました。



民家も昔はその地方独特の特徴があったが、ハウスメーカーの登場により、画一化されてきました。



だからダメだと言う気はありませんが、古き良き日本風景は失われつつあるよなと思いました。

この記事を書いた人

多田 耕一

主に耐震改修の仕事をしております。耐震改修のことはおまかせください。

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