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『もう二度と見ることができない幻の名作レトロ建築』を読んで。

著者

多田 耕一

2024.07.19

設計室の多田です。



暑い日が続きますね。ついついだらけたくなりますが、そこを踏ん張らないといけませんね。



さて、今回ご紹介する本は伊藤隆之著・写真『もう二度と見ることができない幻の名作レトロ建築』です。



あらすじ…取り壊されてしまったという事実は変えようがない。もはや実物を見ることが叶わないのであれば、せめて写真のなかで失われた名建築の素晴らしさを堪能していただきたい。



本書は、現在は取り壊されてしまい見ることが出来ない様々なジャンルの名建築を43選び出し、一冊にまとめられた本です。



写真や映像というのは、その時の光景をありのままに保存する素晴らしい手段だと感じました。



本当に現在ではないのかもったいないと思うほど素晴らしい建造物ばかりでした。



「形あるもの皆いずれなくなる」この真理は揺るがないものではありますが、このようにそれを保存しようとする人たちのおかげで、私は在りし日の光景を見ることが出来ました。



時代は移り変わり、建築物も姿かたちを変えていきますが、その時代にマッチしたものを造っていきたいと思いました。

この記事を書いた人

多田 耕一

主に耐震改修の仕事をしております。耐震改修のことはおまかせください。

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