著者
多田 耕一
2025.08.29
設計室の多田です。
人生、何が起こるかわからないものですね。ただ、現実に起こっていることは真実なので受け入れたいと思いました。
さて、今回ご紹介する本はX-Knowledge出版『最高の建物と街を描く技術』です。
あらすじ……絵がうまい人ほど、情報収集能力と観察眼に優れている。建物各部のつくり、寸法、名称、素材、様式、設備…… 知識と表現技法の両面から学べば、背景画はもう怖くない!
本書は、いざという時に必ず役立つ、背景画のテクニック集です。
建築や都市デザインに関心のある人にとって、視覚的な表現の可能性を広げてくれる一冊でした。
単に美しい絵を描くための技術書ではなく、「どうすれば人に伝わる建物や街の姿を表現できるか」という視点が全体に貫かれて書かれており、建築と絵の関係を改めて考えさせられました。
読後には、描くことは単なる再現ではなく、理想の未来を思い描く行為でもあると感じ、実際の設計や創作活動にも応用したくなる力をもらえました。