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『ニッポン茶室ジャーニー』を読んで。

著者

多田 耕一

2025.03.28

  • 本の紹介

設計室の多田です。

桜が開花しましたね。私の通勤路に桜並木があるのですが、そこの桜もちらほら咲いてきました。

さて、今回ご紹介する本は藤森照信+はな 著『ニッポン茶室ジャーニー』です。

あらすじ…茶室って、こんなにも自由なんだ! いわずとしれた建築史の泰斗・フジモリ先生が「これは必見!」と感じた全国の「文化遺産級」茶室を訪問。お殿様、数寄者、茶人らによる至高の空間を、お茶好きのはなさんと共に味わい尽くす!

本書は、藤森照信氏とはなさんが二人で、会話形式でお茶室を巡っていく一冊です。

端的に言えばそれだけなのですが、二人ともその世界での造詣が深いので様々な脳をくすぐる様な興味深いお話をしてくれます。

よくある解説本とはまた違った二人の会話の中から生まれる「生きた言葉たち」が、物語に彩りを添えてくれます。

実際には、二人だけではなかったのでしょうけどね。

お茶の世界にもっと浸りたくなるような、そんな一冊でした。

この記事を書いた人

多田 耕一

主に耐震改修の仕事をしております。耐震改修のことはおまかせください。

プロフィール