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『老屋時態 台湾レトロ建築をめぐる旅』を読んで。

著者

多田 耕一

2025.03.21

  • 本の紹介

設計室の多田です。

高校、大学、中学と卒業式が終わり、残すは小学校だけになりましたね。別れの季節、辛さもあるでしょうが前向きに頑張ってもらいたいです。

さて、今回ご紹介する本は辛永勝・楊朝景 著・写真 小栗山智 訳『老屋時態 台湾レトロ建築をめぐる旅』です。

あらすじ…工場、診療所、漢方薬局、軍事施設、小学校……歴史に埋もれていた建築が、時を経て美しく蘇る。

本書は、台湾にある各建物の建築様式や使用目的の変化のほか、読者が実際に訪れて参観できる再生事例を選びまとめた本です。

台湾は東アジアに位置する島であり、面積は約36,000㎡で日本の九州とほぼ同じ大きさです。

私は台湾へ行ったことはありませんが、台湾によく行くweb小説家仲間が良くブログで書き連ねているので、興味はあります。

台北舞台芸術センター、台北101、台北世界貿易センター広場など有名な近代建築物も多数ありますが、今回の本で紹介されたのは戦前から戦後間もない頃から建てられた建造物ばかりです。

色々な国の文化が混じった台湾建築は日本建築とも欧米建築ともまた違った雰囲気を醸し出しておりました。

台湾有事のニュースもあり、また旅行に不慣れなので行くことはないでしょうが、こうして知ることが出来ることが出来て良かったです。

この記事を書いた人

多田 耕一

主に耐震改修の仕事をしております。耐震改修のことはおまかせください。

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