著者
菅 彪雅
2025.02.20
「本日は晴天なり、本日は晴天なり」。こんな言葉を聞いたことはないでしょうか。この言葉の起源を辿ればアメリカ放送局の回線チェックに使われた言葉を直訳した言葉だそう。
……こんな文を冒頭から書いてしまうくらいには、ネタがございません。なんたって、日常を写真に収めていないものですから、動物の写真でも撮っていれば、今頃そこから引っ張り出して縄でひっと捕らえて献上いたしましたものを。ハプニングの一つや二つでもあればとも思わなくないですが……。
ひょんなことがあって、YouTubeショートを見ていると、お笑い芸人 ゴルゴ松本さんが目に留まりました。芸を磨いてきた彼が学生達の前に立って演説をしていました。
災難・困難・災難のない人生を「無難な人生」というのだそう。そりゃあ、誰だって人生を左右するような事故や事件の憂き目に遭いたくないでしょう。私もそこに例外は無く、前例もなくあって欲しいとも思っておりません。
お笑い芸人という一癖も二癖もある職業を何十年もこなしてきた彼は、困難や災難、苦難のある人生を「有難い人生」と彼は置き換えたのです。手堅い人生を送ることを標榜している私も、これにはいたく感動いました。息をしているだけでも時間が過ぎていくのであれば、何かが起こって、または何かを起こして面白可笑しい人生に染めていきたいものです。
写真も何もございませんが、一度自分の輝ける人生を想像して、色を付けてみてはどうでしょうか