『あたたかい暮らしのヒミツ』を読んで。
2023.06.09
設計室の多田です。
目の衰えを感じるようになってきました。自身の身体は替えの利かない一品もの、大事にしたいですね。
さて、今回ご紹介する本は旭化成建材快適空間研究所著『あたたかい暮らしのヒミツ』です。
あらすじ…あたたかい暮らしとは何か?それは、心も体も懐もあたたかい暮らしです。あたたかい暮らしを成り立たせるには、あたたかいい空間をつくる必要があります。その重要な物差しとなるのが、「温度」「湿度」「気流速」「表面温度」。それを適正な数値とするには、「断熱」「気密」「換気」「日射」「通風」「温度湿度調整」というレシピを考えなければなりません。
本書は、あたたかい暮らしとは何か、とことん追求して読者に分かりやすいようにまとめられた一冊です。
前回の本の中でも、室内環境が一定に保たれていることが大事だと語られていましたが、今回の本もそれに似た感じでした。
私は耐震担当ですので、耐震性を最重要視してしまうのですが、一般にはあたたかい空間を作ることこそ、最も暮らしやすい家づくりであるみたいです。
多くの人にとって家は長年住む場所ですから、そうした家づくりをテーマに家を建てられるのが、一番良いのかもしれませんね。