『石油化学建材に頼らない、長く使える家「あたり前の家」がなぜつくれないのか?』を読んで。
2023.05.26
設計室の多田です。
中心業務である耐震診断業務や耐震改修設計業務が忙しくなってきました。良い設計提案が出来るように頑張りたいと思います。
さて、今回ご紹介する本は塩地博文・大菅力企画、渡辺慎一写真『石油化学建材に頼らない、長く使える家「あたり前の家」がなぜつくれないのか?』です。
あらすじ…私もやっと「あたり前の家づくり」をはじめられました。
本書は、石油化学建材に頼らない、長く使える家「あたり前の家」がなぜつくれないのか? について、様々な角度からアプローチして説明し、「あたり前の家」とは何なのか、どうすればそんな家が作れるのかについて綴られています。
本書は、昨今の家づくりは石油化学建材にまみれていてそうした材料がシックハウス症候群をもたらしていると警鐘を鳴らしています。
本書を読むと、本書が考える「あたり前の家」なんてほとんどないのではないかと思わされてしまいます。
「あたり前の家」づくりをする為には、私たち企業ももちろん考えなければなりませんが、建て主の方々も考えなければならないと書かれていました。
企業として、利潤を考えることは当たり前のことですが、そうした誰でもわかるような「あたり前の家」づくりを考えていくことも、企業として大切なことなのだと思いました。