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今治の工務店 生誕110年 今治美術界の父 髙階重紀展

2022.08.17



今治市河野美術館で開催中の

生誕110年 今治美術界の父 髙階重紀展を観させて頂きました。



髙階重紀さんの残ってある唯一の自画像だそうです。

1937年(昭和12年)、東京美術学校(現東京藝術大学)を卒業。

東京藝術大学には卒業製作に自画像を描く課題があるそうです。

その時の作品です。迫力がありますね。



1941年(昭和16年)、同級生の北条出身の渡部徹氏の紹介で、

今治中学校(現今治西高)教諭になります。その後、今治南校、今治北

校で高校美術教師を務められ、100人以上の教え子を、美術大学へ

進学させ、教え子の中には国際的に活躍する画家智内兄助氏や

絵本作家長野ヒデ子氏らがいます。

1970年(昭和45年)今治西高退職後も今治の美術界に大きな功績

を残され、「今治美術界の父」と呼ばれてます。



展示会場には、恩師の形見のキャンバスに弟子23人がライブで

絵筆を振った合同作品が飾られてました。

 



1984年(昭和59年)にご逝去されました。前年の1983年

の絶筆作品です。後年の作品は青い色合いが多く展示されてました。

解説には、「ピカソは青に始まり、髙階は青に終わる」と書いて

ました。

 

最初の自画像の「巨大な手」は明らかにピカソの影響がうかがえる

と解説されてました。



私は美術には詳しくないですが、髙階先生の作品のShigeのサイン

に親近感を覚えます。

 

 

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