『50の実例で知る住宅トラブルのきっかけ 建て主たちのクレーム事典』を読んで。
2022.07.08
設計室の多田です。
七夕も過ぎ、夏本番ですね。おかげさまで、耐震案件も途切れることなく発注をしていただいて、毎日忙しくしております。
さて、今回ご紹介する本は日経ホームビルダー編『50の実例で知る住宅トラブルのきっかけ 建て主たちのクレーム事典』です。
あらすじ…「信用失墜」「コスト圧迫」…落とし穴を回避せよ! 建て主の“本音”に学ぶ、もめない家づくり。
本書は、家づくりのプロ向け実務情報誌「日経ホームビルダー」で長年連載されている人気コラム「クレームに学ぶ!」から50ケースを抽出して、トラブルのタイプ別に再編集された書籍です。
こんなことまで……と思うようなものから、これは怒るのも無理もない……というものまで、経験したことのないクレームばかりで、大変勉強になりました。
建て主の方からクレームや不満が出るということは、こちらになんらかの原因があると考えるのが自然です。
しかし、ただ建て主の方の言いなりになるのではなく、どうしてそのようなことが起きたのかその出所について順を追って考え、解決へ向かうことが建設的な考え方だと感じました。
もちろんクレームを出さないことは前提ですが、もし仮にクレームが出てしまった場合でも互いに満足のいく提案が出来るように、こういった書籍を読んでおくことも大切だなと思いました。