今治の工務店 創業者の薫陶 継続は力なりは、村上水軍の末裔、久留島武彦さんの言葉
2021.05.05
先代創業者務より継続は力なりと薫陶を受けました。「継続は力なり」の言葉は、毎日書いてる10年日記の表紙にも記してます。その「継続は力なり」の言葉は、久留島武彦氏が座右の銘にし、人々に伝えた言葉と知りました。

まず、久留島武彦氏を紹介します。久留島武彦氏は、日本のアンデルセンと呼ばれ、明治・大正・昭和の三代にわたって、信じ合うこと、助け合うこと、違いを認め合うことなど、人が人として共に生きていく上で必要な教えを、楽しいお話にのせて子どもたちに語り聞かせた教育者です。


改めて、久留島武彦氏に戻ります。武彦氏の父、久留島通寛は、森藩十代藩主通明の弟です。その長男として、明治七年、豊後国の森陣屋でうまれたのが、武彦氏です。武彦氏は、殿町一番地のお屋敷の若様と呼ばれていました。子どもの頃は牧畜業を夢見る少年でした。中学の時、地方の高校としては珍しくアメリカから英語の教師として招来されたサミュエル・ヘルマン・ウェンライト氏に出会い、英語やキリスト教を学んでいくなかで自分の夢を伝えると、「牛や馬ではなく、人間育てる人になってください」と教えられ、児童教育を目指すことになります。
先代創業者務は、今治市大島泊の出身です。もしかしたら、村上水軍の末裔かと思ったりします。継続は力なりは、務を応援する言葉だったのではないかと。
それでは、最後に。どのようにして継続は力なりの言葉が出来上がったのか。武彦氏は、世界一周旅行でお世話になったトーマス・クック社のクローソン氏から教えられた「考えは力なり」という言葉を機会あるたびに口にしました。しかしある時、「どんなに良い考えを持っていても、継続しない考えは役に立たない」ということにふと気付いた。それから武彦氏は、「継続は力なり」を自分の座右の銘にし、人々に伝えるようになりました。
私も今回が初めてのブログです。継続は力なりのはず。