著者
多田 耕一
2025.01.10
設計室の多田です。
2025年最初のブログです。今年も自分の出来る仕事を着実にこなしていきたいと思います。どうぞ宜しくお願い致します。
さて、今回ご紹介する本は酒井忠康 監修『美術館と建築』です。
あらすじ…美術館は世代交代やデジタル化の波によって、仕事の仕方も大きく変わり始めました。そうした状況を踏まえて、本書が、これからの公立美術館をどういうかたちで活性化すべきなのかを探る一助となることを望むものです。
本書は、学芸員の視点、建築家の視点、アーティストの視点、それぞれから見た美術館の在り方などを書き記した本です。
私は木造建築士なので、建築家の視点から美術館を見ていますが、学芸員の視点、アーティストの視点、から見た美術館とは? に対する意見は興味深かったです。
三者が上手く調和すればよいのですが、やはりそれぞれの立場が理想とする美術館は違っていて、難しいものだなと思いました。
一流の感覚は一流の精神に宿る、これは私が今考えた言葉ですが、一流のモノを習得するには一流のモノをしっかり見聞きすることは大切なんだなと感じました。