著者
多田 耕一
2024.11.08
設計室の多田です。
J3リーグも大詰め、FC今治はJ2に上がれるのかドキドキします。是非とも上がってもらいたい!
さて、今回ご紹介する本はかみゆ歴史編集部 編『あやしい天守閣ベスト100+α』です。
あらすじ…ニッポンが誇るあの城も実は……そのお城、果たしてホンモノ!? 魅惑のあやしい城めぐり。
本書は、疑わしいけど魅力的な、ホンモノではない“あやしい天守閣”を中心に紹介している本です。
さて、ここで言う“あやしい天守閣”とは一体何なのでしょうか?
本書で書かれているホンモノの天守閣とは、城が城として機能していた江戸時代までの天守をホンモノと定義しています。
本書では、天守を「現存天守」「復元天守」「復興天守」「模擬天守」の4つに分類しています。
「現存天守」とは、江戸時代から残っている天守のことです。犬山城、姫路城などがそれに当たります。
「復元天守」とは、史料や古写真を参考に、江戸時代の姿を忠実に復元した天守のことです。大洲城、熊本城などがそれに当たります。
「復興天守」とは、江戸時代までは天守があったが、その詳細がわからないため、推測を含めて再建した天守のことです。大阪城、福知山城などがそれに当たります。
「模擬天守」とは、天守が存在しなかった城、もしくは天守は存在したが本来とは違う場所に造ってしまった天守のことです。岐阜城、今治城などがそれに当たります。
特に現存天守は12しか存在せず、特に貴重なものになっています。伊予松山城も現存天守に入る様なので、それは大事にしていかないといけないなと感じました。