著者
多田 耕一
2024.09.13
設計室の多田です。
もうすぐ十五夜ですね。十五夜は毎月ありますが、一般的に十五夜と聞くと中秋の名月を思い浮かべますよね。今年の十五夜は9月17日みたいです。
さて、今回ご紹介する本は中川武 文『さがしてみよう日本のかたち 八 |茶室|』です。
あらすじ…茶がさまざまにモノとそこに集う人々の関係を演出するとき、その空間が茶室となる。そこが「寄り合い」の場なのである。茶室とはその寄り合いでの人々の振る舞いを演出する場であり、空間的な装置であった。茶室について考えることは、日本文化のなかで「寄り合い」がもつ創造性について思いをめぐらすことに帰着する。
本書は、茶室やその周囲を構成する建築物についての各部の名称や特徴などを写真付きで紹介した本です。
高校の部活動で茶道部がありますが、茶道をする上で茶室はなくてはならないものですね。
その作法は詳しくは知りませんが、服装から座り方からお茶の飲み方からあらゆる動作や振る舞いについて決まっており、堅苦しいイメージがあります。
茶室といえば千利休ですが、その利休はかなりの大柄な男性だったみたいです。利休が使っていた2畳の茶室で二人きりで座ったら、その圧は結構すごかったでしょうね。
茶室も日本独自の建築として、残していきたいですね。