著者
菅 彪雅
2024.08.22
お久しぶりです。重松建設の菅です。
元日の能登半島地震を始め、今年は地震への関心が高まった年ではないでしょうか。地震の規模によっては建物がいくつも倒壊したり、ひび割れが生じたり危険な状態になります。建築物の用途によってはⅠ類・Ⅱ類といったように、災害に備えていくつかの基準があります。Ⅰ類は市役所といった中枢機能のある建築物が該当します。その中でも免震装置によって支えられた建物では地震に対して十分な力を発揮することが出来ます。
備えとは、まず予測し、考え、行動する事だと思います。地震について考える事もなければ憂う事もありません。知ることによって初めて危機感を覚えます。調べる事によってさらに老婆心になると思います。【味を知らないなら、誰もはちみつを盗もうとはしない】という言葉があります。身の回りの物を再度確認し、調べ、災害時に有用なものとなるような活用方法を探してみてはいかがでしょうか。
群れのリーダーは危機感をいち早く察知することが出来ると言われています。災害時に必要とされるのは自尊心や真勇ではなく、潜在意識に刷り込まれたそんな小さな臆病な心かもしれません。