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『エスカレーターのかがく 交通・輸送手段から考える』を読んで。

著者

多田 耕一

2024.06.14

設計室の多田です。



新しいノートパソコンを買いました。高い買い物でしたが、今まで使っていたノートパソコンよりも遥かに性能が上がったので嬉しいです。



さて、今回ご紹介する本は元田良孝、宇佐美誠史共著『エスカレーターのかがく 交通・輸送手段から考える』です。



あらすじ…とても身近で、多くの人が、普段意識することなく使用しているエスカレーター。その本当に安全で効率的な使い方とは?



本書は、エスカレーターについて、その歴史・構造をはじめ、安全性や輸送特性など今まで取り上げられてこなかった側面にも光を当てて、「交通手段」としての特徴をわかりやすく解説した本です。



エスカレーターに関する本は、以前「すごいエスカレーター」という本を読みましたが、その本がエスカレーターのデザイン・意匠について解説していたのに対して、この本は輸送装置としてのエスカレーターの特徴について取り上げています。



今回の本は、参考文献を多用しながら統計や表といったデータを持ち出し、論文を読んでいるような読み物でしたが読みにくくはありませんでした。



エスカレーターは登場してまだ年月が浅い乗り物ですが、駅やデパートには欠かせない乗り物となっています。



輸送装置としてのエスカレーターが、今後ますます安全で便利な乗り物となることを期待しています。

この記事を書いた人

多田 耕一

主に耐震改修の仕事をしております。耐震改修のことはおまかせください。

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