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『伊東豊雄 子ども建築塾』を読んで。

2024.03.08

設計室の多田です。

 

趣味活動の幅が広がってきています。昔は、WEB小説を読んだり書いたりしているだけでしたが、最近はそれをYouTubeショートに音声付き動画としてあげたり、オリエンタルラジオの中田さんがやっているオンラインサロンで披露したりしています。

 

さて、今回ご紹介する本はLIXIL出版著『伊藤豊雄 子ども建築塾』です。



あらすじ…子どもは、全身で考える。良く生きるための想像力を。

 

本書は、伊藤豊雄氏が行っている子ども建築塾の様子や、伊藤豊雄氏、鷲田清一氏、為末大氏との対談、松村伸氏、太田浩史氏の論考、など様々なトピックを収録した本です。

 

前半はカラーで子ども建築塾の紹介がされており、子供たちのユニークな発想に驚かされました。小学5、6年生になる頃にこのような体験をすることは今後の人生に大きな影響を与えそうだなと思いました。

 

後半は対談記事や論考、コラムなどが載っていました。あまり興味をそそられる内容ではありませんでしたが、子どもの教育の在り方なんかが語られていたように思います。

 

建築物を一つの個としてみるのではなく、街の一部として見た時、どの様に設計すれば街に溶け込む建築となるのか、そんなことを考えながら設計しているという伊藤豊雄氏の言葉に、もっとマクロな視点から建築について考えることも重要なのだなと感じました。

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